お米のご先祖さまとともにいただく、ちらしずし-雑穀屋やま元の簡単レシピ-
・・・お米のご先祖さまとともにいただく、8月のごはん-雑穀屋やま元の簡単レシピ-
★☆★人が集まるにぎやか料理<黒米&赤米>★☆★
夏祭り、お盆、花火、流しそうめん・・・
8月の風物詩は、ちょっと懐かしい気分になりませんか?
川や海でBBQを楽しんだり、お盆におじいちゃんの家でにぎやかに料理を囲んだり。
そこにはきっと、家族や仲間の姿、人が集まる風景があるはず。
今月は、そんなシーンにぴったりの「ちらしずし」!
お盆にちなみ、お米のご先祖さま「古代米」を使います。黒米や赤米ですね。
今では白いお米も、昔は「色」があったのです。
それは、紫外線や害虫など自然の脅威から身を守り、生き延びるため。
黒米はアントシアニン、赤米はタンニン。
抗酸化作用の高い色の成分で、私たちの体もまもってくれるでしょう。
同じく、抗酸化作用の高い夏野菜「パプリカ」も使って、梅干しでさっぱりと♪
みんなで、笑顔でいただきましょう!
<レシピ>
みんなで食べよ♪彩り雑穀ちらしずし
材料(4~5人分)
白米 3合
黒米 大さじ2
赤米 大さじ2
梅干し 2個
砂糖 大さじ2+1/2
米酢 大さじ5
エビ 8尾
塩糀 大さじ2
たまご 3個
塩 小さじ1/4
パプリカ(赤・黄) 各1/2個
きゅうり 1本
塩 少々
作り方
*エビは殻をむいて背わたを取り、塩糀に半日~一日漬ける
(臭みが取れ、柔らかくなり、うまみがアップ)
- 白米を洗って、黒米、赤米と炊飯器に入れ、3合分の水を入れて炊く。
炊き上がったら、梅干し、砂糖、米酢を加えて切るように混ぜ、酢飯にする。
- エビを魚グリルかオーブントースターで焼き、粗熱が取れたら横半分に切る。
卵を溶き、塩を加えてフライパンで炒り卵を作る。
- パプリカ、きゅうりは5mm角に切って塩をまぶす。出てきた水気をふく。
- 1の上にエビ、炒り卵、パプリカ、きゅうりを飾る。
★飾る具材:しらすやツナ、うなぎ、青じそなどもおすすめ!
<今月の雑穀>
黒米、赤米
黒米はおはぎのルーツで、古くから薬膳料理にも重宝され、かの楊貴妃も愛用していたとか。深い紫色と、もちもち食感が人気!
赤米は、神様にお供えする神聖な食べ物で、お赤飯のルーツ。白米に混ぜると優しい桜色に。
どちらも、白米に足りないミネラルや食物繊維を含むので、混ぜることで栄養価がアップしますね♪
つじい農園畑の料理教室 管理栄養士・雑穀エキスパート 辻井侑里子