玄米よりも栄養価が高い?発芽玄米の栄養や期待できる健康・美容効果をご紹介│雑穀屋やま元
こんにちは!雑穀屋やま元です!
腸活ブームで今大注目の「玄米」ですが、玄米、発芽玄米、寝かせ玄米(酵素玄米・発酵玄米)と様々な玄米の種類があり、何を選んで良いのか迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本日は雑穀屋やま元でも大人気の「発芽玄米」について栄養素や玄米との違い、期待できる効果などをご紹介します!
発芽玄米って何?
発芽玄米とは読んで字の如く、玄米をわずかに発芽させたものです。
発芽させることで、玄米中の酵素が活性化されるため、玄米よりも栄養価が高くなるとされています。特にGABAという成分が大幅にアップすることが注目されています。
また、発芽する際の酵素により糖質やタンパク質が分解されることで、旨み・食べやすさがアップするため玄米よりも食べやすいとされています。
玄米より外皮(ぬか層)が柔らかく、玄米よりも消化吸収されやすいことも特徴の一つです。
白米と玄米のいいとこ取りが「発芽玄米」ともよく言われています。
発芽玄米に期待できる健康・美容効果
発芽玄米には沢山の健康・美容に良い効果が期待できます。
- 便秘の解消と予防効果
- 高めの血圧を安定させる効果
- 中性脂肪の増加抑制効果
- 貧血の改善効果
- 糖尿病の改善効果
- 脳の働きを活性化
- リラックス効果・ストレス軽減
- 腸内環境の改善効果
発芽玄米にはビタミンB1・B6、マグネシウム、カルシウムなどのビタミン・ミネラルや、たんぱく質、食物繊維が豊富に含まれているため、それぞれの栄養素が持つ働きとして、上にあげられるような健康・美容への良い効果を期待することができます。
発芽玄米に含まれる栄養素
健康・美容への良い効果が期待できる発芽玄米。では実際にどのような栄養素が含まれているのかご紹介します。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えてくれる働きがあり皮膚や粘膜の健康維持にも必要なビタミンで、疲労回復にも効果があるといわれております。
ビタミンE
ビタミンEは強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミンで、体内の脂質の酸化を防いでくれる働きがあります。若返りのビタミンとも呼ばれるビタミンです。
イノシトール
近年注目が高まっているイノシトールは「抗脂肪肝ビタミン」とも呼ばれ、脂肪の流れを良くして、肝臓に余分な脂肪が蓄積しないようにコントロールする働きがあります。また脳内の活動を正常かつ健康に保つ効果を持ち、発毛や育毛といった頭皮部分の健康にも効果があるといわれています。
フェルラ酸
フェルラ酸とはポリフェノールの一種で高い抗酸化作用があります。大腸がんや認知症、高血圧改善などに効果があるといわれています。
アラビノキシラン
アラビノキシランはガン細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)という細胞を、活性化させる働きがあります。
γ-オリザノール
天然食品の中で玄米に高濃度に含まれるγ-オリザノールは、コレステロールの低下、抗酸化作用、抗がん作用、脳機能改善作用、自律神経失調症などに効果的といわれています。
マグネシウム
マグネシウムは骨の健康維持や体内の多くの機能の調整を担うミネラルの一種です。
植物ステロール
植物ステロールはコレステロールの吸収を抑える効果があり、生活習慣病・糖尿病の予防、改善に効果があると言われています。
GABA(γ-アミノ酪酸)
GABAはストレスの軽減効果やリラックス効果が期待できると昨今注目されています。忙しくストレス過多な現代人にぴったりの栄養素です。また、血中コレステロール低下作用・抗肥満効果・血圧上昇抑制効果・アレルギーの予防・アトピー性皮膚炎改善効果なども期待できます。発芽玄米には白米の約10倍のGABAが含まれています。
発芽玄米、玄米、白米の栄養素比較
発芽玄米には多くの健康・美容に効果のある栄養素が含まれていることがわかりました。では玄米、白米と比べるとどれくらい栄養素に違いがあるのでしょうか?
発芽玄米 | 玄米 | 白米 | |
炭水化物 | 74.3g | 74.3g | 77.6g |
GI値 | 54 | 55 | 81 |
ビタミンB1 | 0.35mg | 0.41mg | 0.08mg |
ビタミンB2 | 0.02mg | 0.04mg | 0.02mg |
ビタミンB6 | 0.34mg | 0.45mg | 0.12mg |
GABA | 15mg | 3mg | 1mg |
食物繊維 | 3.1g | 3.0g | 0.5g |
マグネシウム | 120mg | 110mg | 23mg |
※100gあたりの栄養価 日本食品標準成分表2015年版(七訂)を参照
白米に比べると発芽玄米、玄米の方が栄養素が高いことがわかりますね。これは、お米の栄養素の内、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが、主に糠層と胚芽部に含まれているため、白米では精米時に削り取られてしまう部分が多いためです。
また、GI値を見ると発芽玄米が白米に比べかなり低いため、吸収のスピードが白米よりもゆっくりとなり、またしっかりかむことで満腹中枢も刺激されダイエットの強い味方となります。
美味しい発芽玄米の食べ方
発芽玄米の研ぎ方
発芽玄米に含まれる主な栄養成分「GABA」は水溶性なので、その栄養成分と風味を逃さないためにも、発芽玄米は軽くすすぐ程度で十分です。白米とブレンドする場合は、白米を研いだ後に発芽玄米を加えていただければ大丈夫です。
発芽玄米の浸水時間・水加減
玄米と違い、発芽させることで玄米特有の硬さが軽減されるため、基本的には浸水時間が無くても十分美味しくいただけます。
ですが白米でも吸水時間を取ることで米の中心まで水が浸透し、美味しく炊きあがるため、発芽玄米でも同じように30分~1時間程度吸水させることで美味しく炊き上がります。
白米と混ぜて炊く場合は水加減は白米と同じで大丈夫ですが、発芽玄米のみで炊く場合は1合あたり45mlほど多めに水を入れていただくと、より柔らかく炊き上がります。
いかがでしたか??栄養満点で、さらに玄米に比べて食べやすい!といいことだらけの発芽玄米。
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毎日の食事で美味しく健康に!を合言葉に日々の生活を大事にしていきたいですね。
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