夏バテ防止に!麦とろご飯レシピ-雑穀屋やま元の簡単レシピ-
6月16日は麦とろの日!
滋養のある麦とろごはんを食べて、蒸し暑い夏を元気に過ごそう♪
☆★☆おなかにやさしい組み合わせ <もち麦+とろろ>☆★☆
実は麦ごはん(大麦入りのごはん)の歴史は古く、食べられだしたのは平安時代(800年)頃から。
つまり、1200年以上食べられている歴史があるんですΣ(・□・;)
その後、戦国時代(1500年)以降に、徐々に庶民に広まっていきました。
当時は貴重だった、お米の代用品として食べられていたようです。
一方で、とろろとは山芋(大和芋や長芋)をすりおろし、だし汁でのばしたもの。
ここで問題!
皆さん、なぜ山芋が生で食べれるか知っていますか?
同じ芋でもジャガイモや里芋は無理なのに・・・(-_-;)
その理由の一つが、山芋には豊富な消化酵素が含まれているから!
そして、凄いことにその消化酵素は麦ごはんの消化も助けてくれるんです!
だからおなかに優しい組み合わせなんですね♪
麦とろごはんは、青じそやネギ、わさびや生姜などいろいろな薬味との相性もばっちり!
自分好みで楽しめるのが、麦とろごはんのいいところです。
暑くなってきたので、すっきりした味わいで、食べやすい一品。
忙しい朝に。体調を整えたいときに。夜遅く帰った日の夜ごはんに・・・
ぜひ一度、味わってみてください♪
<レシピ>
梅干しとトマトの酸味もプラスで食べやすく!
トマトとしらすの、もち麦とろろごはん
材料(2人分)
米 1合
もち麦 大さじ2
◎長芋 150g
◎だし汁 大さじ2
◎しょうゆ 小さじ1
トマト 1/2個
しらす 50g
梅干し 1個
作り方
1.米は洗って、もち麦を加えて普通に炊く。
*雑穀モードや麦ごはんモードがあればそちらがおすすめ
2.長芋をすりおろし、だし汁、しょうゆと合わせる。
3.トマトは一口大に切る。炊き上がったもち麦ごはんをお茶碗によそい、
2をかけ、トマト、しらす、梅干しを飾る。
*お好みで、青じそやきゅうりなどをプラスしてもOK
今回ご紹介した料理に使ったのは「もち麦」
「押し麦」や「はとむぎ」、「そば米」でも代用可能♪
もち麦に似て、存在感があり、噛み応えがあって
とろろとの食感のバランスがいいので、ぜひ挑戦してみてください(^^♪
<★☆今月の一押し雑穀☆★>
もち押麦(もち麦)
大麦には、「うるち性」(さらっと)と「もち性」(もちもち)があり、
もち麦はもち性の大麦のこと。他の雑穀よりも水溶性の食物繊維が多く、血糖コントロールや腸内環境を整える上で便りになる存在です。
食感は、もちもち+ぷちぷち。噛むほどに香ばしい味わいが広がります。
そのまま食べてもよし!アレンジレシピに挑戦してもよし!です。
つじい農園畑の料理教室 管理栄養士・雑穀エキスパート 辻井侑里子